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直腸肛門の解剖生理

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●直腸肛門のしくみ

大腸の長さは成人で約1.5mもあり、それ以上長い人もあります。
口側から順に、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸に分かれ、S状結腸から、長さ約15pの直腸へと続きます。最終的には直腸から肛門管となります。

肛門管は消化管の出口とこれを取り巻く括約筋からできており、長さは約3pです。
特殊な働きと複雑な構造を持っているので、消化管の入り口であるのと同じように大切な消化器官です。

直腸と肛門の境界部に歯状線があり、それを境にして、上部は自律神経が支配しているので痛みを感じません。下部は知覚神経が支配しているので痛みを感じます。
例えば、歯状線上に出来る初期の内痔核は痛みを感じませんが、それが大きくなり、外痔核と一緒に脱出すると痛みを感じます。
きれ痔の場合は歯状線下部(肛門管内)で切れますので傷みを感じます。

●肛門部の血液循環

直腸肛門部には動脈と静脈の血管が複雑に交わりながら走っています。
静脈の末端には毛細血管が網目状に集まった静脈叢が発達しており、歯状線より上のものを内痔静脈叢、下のものを外痔静脈叢と呼びます。
それらの上部血管は上直腸動脈から流入してきます。
痔核は上直腸動脈の分布で、主に時計方向から見て、11時・3時・7時に三箇所発生します。

●肛門部の括約筋(筋肉)

肛門の開閉は、内肛門括約筋と外肛門括約筋の二つの括約筋でコントロールされています。
直腸に近い内肛門括約筋は排便時以外は無意識に肛門を閉める働きがあり、肛門の出口にある外肛門括約筋は意識的に便意をこらえて、肛門を閉じたり、排便時に肛門を開いたりする働きがあります。
痔瘻の手術で変に括約筋を切除されると、肛門の変形や失禁障害を起こすことがあります。

連雀肛門科消化器内科クリニック
院長 黄田 正徳

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